研究内容
研究分野
物理学、情報通信、メディア、eビジネス、eラーニング、情報教育
研究手法
企業で開発と融合した研究を進めてきました。大学でも研究と教育実践を融合した実践的な研究手法により、研究成果を教育改革と社会改革の実践に生かしています。
研究テーマ一覧
- 放射線情報とネットメディアの実践的研究:脱原発でのネットメディアの活用
- 情報関連科目のカリキュラムデザイン:情報教育改革とeラーニング科目の実現
- eラーニングと対面授業:eラーニングと対面授業の役割と相乗効果の研究
- 初年次教育とIT活用 :初年度教育へのIT活用の研究とeラーニング日本語科目
- 英語教育とIT活用 :英語教育へのIT活用の研究とeラーニング英語基礎科目
- 情報教育とIT活用 :情報教育へのIT活用の研究とeラーニング情報基礎科目
- 情報教育カリキュラム:大学の情報教育の研究と情報カリキュラム改革
- 教育課程と情報教育 :中等教育の情報教育の研究と本学の情報教育
- 情報社会 :ビジネス経験を背景に情報社会とビジネスの研究と教育
- 情報通信 :情報通信の研究開発(富士通:1981年~2001年)
研究テーマ
放射線情報とネットメディアの実践的研究
- 原発と放射線情報に関してネットメディアと市民の可能性を探り、被曝防護のための放射線情報の提供、被災地支援のための情報発信、政府と行政への働きかけを実践
- ・ネットを活用した情報の発信
- 電子書籍『原発と放射線』の執筆(2011年4月19日初版公開)
- Google AdWords広告への集中掲載(自費で30万円出費)(2011年5月)
- 『原発と放射線』(2版 6月10日、3版 10月5日)
- 『原発と放射線』のアクセスが年末までの8ヵ月で16万アクセスを超える
- ・TwitterとBlogを利用した市民への被曝防護の情報提供と被災地支援
- Twitter(2011年5月~):被曝防護と放射線情報 @nakayamamikio
- Blog(2011年9月~2013年5月):21万アクセスのブログ『Approaches』
- ブログ記事『鉢呂発言でのマスコミ報道に抗議する』がYahooニュース掲載
- ・環境省 地球環境戦略研究機関(IGES)における震災復興のための専門家会議
- 議題『東日本大震災からの農業および食品部門の復興 -日本復興への示唆-』
- 発表『放射線情報と市民』、参加者とのディスカッション(2011年11月)
- HPと電子書籍、ブログとツイッタによる市民への情報発信を知った
- 同機関より、原発と放射線被害からの復興の専門家会議での発表依頼
- 詳細は右記参照 IGES会議:発表内容および発表者
情報関連科目のカリキュラムデザイン
2001年4月の本学への就任以来、情報教育と研究に取り組むとともに、当初から情報教育の責任者として情報科目のカリキュラム改革を進めてきました
2001年度に神田外語大学に来た時は情報教育の黎明期でした。特に本学のような文系大学では顕著で、情報科目はわずか4科目、しかもパソコン教室のような内容で29クラスもありました。この状況を変えるため総合的な情報基礎力を養うeラーニング科目『情報基礎』を新設し、従来の4科目29クラスを計画的に削減して2013年度に全廃しました。一方、19科目35クラスに及ぶ多彩な情報科目を新設して対面教育の質を大幅に向上させました。最後の1年は情報科目改革の締めくくりとして次年度カリキュラムの検討を進め、2014年度からさらに7科目を新設し、9科目を改編・廃止しました。これらのプロセスは他大学にも参考になると思うので、詳細を『2001年度から2014年度までの情報関連カリキュラム改革の変遷』に示します。
全体像は『講義(archives)』を参照して下さい。なお本サイトの『研究業績』で、『大学の情報教育におけるe ラーニング科目の改善と自学自習の効果』などの関連論文を公開していますので、関心ある方はご覧ください。
eラーニングと対面授業
- eラーニングと対面授業の相乗効果の研究により、教育の質を向上させる
- ・eラーニング科目と対面授業科目のシナジー効果の研究
- 学会発表(2005年)
- 情報リテラシー教育におけるeラーニング科目と対面授業科目のシナジー効果
- ・情報教育、英語教育、初年次教育へのeラーニング科目の開発と導入
- 新設科目:『情報基礎』『英語資格基礎』『日本語表現力基礎』
- eラーニングと対面授業の相乗効果、対面授業の質と学生の基礎学力の向上
- ・基礎力を支えるeラーニング3科目(情報、英語、日本語)を2011年度から実現
初年次教育とIT活用
- ITを活用した初年度教育の研究を本学eラーニング日本語科目で実現
- ・初年度教育および教養教育の検討と改善(2005年~2006年)
- 情報基礎と基礎演習との連携の検討
- ・初年次教育の向上の検討(教養教育運営部会委員)(2007年~現在に至る)
- 初年次教育での情報基礎力と『情報基礎』の位置付けの検討(2007年)
- 『情報基礎』を基礎科目にして、基礎演習との連携の強化(2008年)
- ・eラーニング『情報基礎』を日本語基礎教育に活用する検討(2009年)
- ・eラーニングによる日本語基礎教育の実現、講義内容、運用の検討(2010年)
- ・eラーニング日本語基礎科目『日本語表現力基礎』の実現(2011年)
英語教育とIT活用
- ITを活用した英語教育の研究を本学eラーニング英語基礎科目で実現
- ・英語教育へのIT活用の研究(2005年~現在に至る)
- 文部科学省研究委託事業:「専修学校先進的教育研究開発事業」実施委員
- 事業名「語学基礎力向上を支援するe-learningシステム」2005年~2006年
- 事業名「言語の認知的アプローチに基づき、語学基礎力向上を支援する
- e-learning システムの開発」2006年~2007年
- ・『情報基礎』のeラーニングの成果を英語基礎教育に活用する検討(2007年)
- ・eラーニングによる英語基礎教育の講義内容、運用方法の検討(2008年)
- ・eラーニング英語基礎科目『英語資格基礎』の実現と本格運用(2009年)
- ・『英語資格基礎』の教育効果の分析と改善(2009年~現在に至る)
- 2010年英語資格基礎Ⅰ受講者約600名
情報教育とIT活用
- ITを活用した情報教育の研究を本学eラーニング情報基礎科目で実現
- ・情報基礎教育へのIT活用、対面授業との相乗効果の研究
- 学会発表:教育課程における情報教育の課題とWBTの役割 2002年
- 研究会:経済産業省SIGLES(e-learning)研究会 2002年~2003年
- ・eラーニング情報基礎科目の内容と運用の検討、学内トライアル(2002年)
- ・eラーニング情報基礎科目『情報基礎』の実現と本格運用(2003年)
- 学会発表:大学単位認定科目としてのeラーニングによる情報教育の実践 2003年
- ・『情報基礎』の教育効果の分析と改善(2004年~現在に至る)
- 2010年情報基礎Ⅰ受講者約800名
- 学会発表:大学における情報基礎教育としてのe-Learningの実践 2004年
- 学会発表:情報基礎教育としてのWBT自立学習システム 2004年
情報教育カリキュラム
- 大学の情報教育を研究して本学の情報カリキュラム改革を進める
- ・利用者の視点でのITの役割と情報教育の研究
- 学会発表:文科系大学におけるIT教育の研究と実践 2001年
- 学会発表:情報ネットワーク社会を核とした情報教育論 2001年
- ・研究成果を活かし次年度実施の情報科目カリキュラムの検討
- 学会発表:教育課程における情報教育の課題とWBTの役割 2002年
- ・全面的な情報教育カリキュラム改革と多くの情報科目の新設(2003年)
- ・情報科目へのeラーニング導入効果と情報科目の再構成の検討(2004年)
- 研究会:『情報リテラシー教育』ブロードバンド時代の教育方法 2004年
- 調査:台湾の情報教育の調査(外交部、逢甲大学、文藻大学)2005年
- ・eラーニング『情報基礎』を学科必修、情報科目のカリキュラム改革 2005年
- 論文:大学の情報教育とWeb-Based Training 2005年
- ・情報科目カリキュラム改革の教育効果の分析と改善(2005年~現在に至る)
- 論文:大学の情報教育におけるeラーニング科目の改善と自学自習の効果 2006年
教育課程と情報教育
- 中等教育(小中高)含めた情報教育を研究して本学の情報教育に活用
- ・教育課程における高校教科「情報」と大学での情報教育の課題の研究
- 学会発表:教育課程における情報教育の課題とWBTの役割 2002年
- ・高校情報教育必修化に向けて幕張総合高校教員との意見交換(2002年)
- ・情報技術が子どのコミュケーション能力に与える影響の研究
- 論文:メディアとしての情報技術と子供のコミュニケーション能力 2005年
- ・CIEC学会における高校教科「情報」の実態調査研究への全面協力(2006年)
- ・高校教科「情報」の研究と中等教育への提言
- 論文:高校教科「情報」の効果と情報教育 2008年
情報社会
- ビジネス経験と教育を背景に情報社会とビジネスを研究し、教育でも活用
- ・企業経験と授業『コンピュータと国際ビジネス』から情報社会とビジネスを研究
- 論文:グローバル化するビジネス環境におけるIT教育論 2002年
- 著書:IT時代の歩き方、新時代の組織論 2002年:前者は教科書で使用
- ・授業『国際社会がみえてくる』に関してITとグローバリゼーションの研究
- 著書:グローカリゼーション 2章ITの発展とグローバリゼーション 2009年
情報通信
- 情報通信の研究開発(富士通:1981年~2001年)
- ・ISDN、ATM、広帯域情報ネットワーク、遠隔画像装置、テラビットルータ開発
- 学会発表:ISDN端末におけるプリミティブインターフェースの検討 1984年
- 論文:ISDNユーザ網インタフェースにおけるディジタル電話機の試作1985年
- 論文:ATM画像データ伝送装置の開発 1996年
- 特許:国内特許36件、海外特許18件 1981年~2001年